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リーシュマニア症

リーシュマニア症は、原虫寄生虫が病原体の疾病でサシチョウバエを介して伝播します。本疾病には病型が3つありますが、寄生虫の種類別および発生地に依存して、そのうちの1つの病型を示します。

これらの病型のI型は皮膚病変をもたらし、顔面、腕、脚に症状が現れます。II型はラテンアメリカでのみ認められる皮膚粘膜型で、鼻および口腔の組織が破壊され、結果として著しく容貌を損なうことになります。最後の病型は内臓リーシュマニア症で、インド亜大陸ならびにスーダン、エリトリアおよびエチオピアで認められています。これは、原虫が増殖する肝臓、脾臓、骨髄に重度の損傷をもたらします。脾臓の腫脹が原因で、典型的な腹部腫脹症状を呈します。疾病が進 行すると、手、足、腹部、顔面などが黒ずむことがあり、ヒンディー語では「Kala-Azar」すなわち黒熱という病名がついています。特に子供では致命率が高くなっています。

WHOによると、現在1200万人が感染しており、新たな感染者は年間約150万~200万人にのぼると推定されています。

サシチョウバエは、コントロールが非常に困難な非常に小さい昆虫です。幼虫コントロールもまた、繁殖場所が非常に多様であるため、実質不可能です。成虫に対するコントロールとしては、殺虫剤の室内残留散布(Indoor Residual Spraying:IRS)または殺虫剤処理済み蚊帳のみに可能性があります。疾病の臨床的治療は非常に高価なため、害虫コントロールの方が経済的にも有効な手段です。