その他疾病
蚊は原虫のマラリアに加えて、様々な疾病の原因となる原虫、フィラリア、ウイルスを媒介します。蚊だけでなく、他にも多くの生物が危険な疾患の感染を媒介します。
黄熱病
黄熱病はウイルス性疾患ですが、現在は赤道付近のアフリカおよび南アメリカの中央部でのみ認められます。年間推定20万人が罹患し、3万人が死亡しています。アフリカの33カ国で蔓延しており、リスクのある人口は合計約5億人となっています。
デング熱
デング熱は流行病になりやすい疾患で、人口密度の高い都市部のスラム街や大都市の貧困層で増えています。現在では、世界で最も重要な蚊媒介性ウイルス疾患として位置づけられています。過去半世紀のうちに発生率は30倍増加し、いまだに上昇を続けています。
リフトヴァレー熱

リフトヴァレー熱は、発熱性のウイルス性疾患で、アフリカおよび中東で家畜とヒトの両者に感染が認められています。感染した蚊の刺咬により伝播しますが、感染動物の血液又は体液の接触を介しても感染することがあります。
シャーガス病
シャーガス病は、クルーズトリパノソーマという原虫が引き起こす疾病で、オオサシガメ亜科の吸血性昆虫が媒介者となります。これらの昆虫は中南米のみで認められています。
リーシュマニア症
リーシュマニア症は、原虫寄生虫が病原体の疾病でサシチョウバエを介して伝播します。本疾患には病型が3つありますが、寄生虫の種類別および発生地に依存して、そのうちの1つの病型を示します。


