オリセット®に関するQ&A : page1
オリセット®の特徴
Q.1 長期残効型蚊帳(Long-Lasting Insecticidal Net; LLIN)が最も多く使用されているのは世界のどの地域でしょうか?A. LLINは、マラリア予防のために使用されています。現在、マラリアの発生率が世界中で最も高いのはサハラ砂漠以南のアフリカであるため、アフリカで最も多くLLINが使用されています。一方、アジアや南アメリカなど世界各地でも使用されています。
Q.2 オリセット®ネットの特徴は?
A. オリセット®ネットは、製造工程の段階でネットのポリエチレン繊維内に殺虫剤を練り込むという独自の技術を使用しています。殺虫剤は長時間にわたってゆっくりと放出されていきます。そのため、オリセット®ネットは以下のような特色を持っています。- 効果を5年間保証。
- 使用者が接触する殺虫剤の濃度は低く、そのため高度な安全性を有している。
- 丈夫で、洗濯ができ、破れにくい。
- 殺虫剤処理は一切必要ない。
- 通気性が良く、風通しが非常に良い。
Q.3 そのネットの中で何人一度に寝ることができますか?
A. オリセット®ネットには多くのサイズが(一人用から大家族向けまで)あります。中で寝ることが出来る人数は、当然、寝る人のサイズと寝るときの人との距離によって左右されます。アフリカの地方圏では、子供たちが一つのベッドや床の上のマットを親(多くの場合は母親)と共有するのが極めて一般的です。5人が1つのネットの中で寝ているのを見たことがあります。
Q.4 オリセット®の設置は簡単ですか?
A. はい、非常に簡単です。それぞれのネットにシンプルな布のループが縫い込まれています。ひも(場合によっては、引き裂いた古い布)をそのループに通して、ベッドまたはマット上部のポイントに結びつけます。ネットの裾をマットレスやフロアマットの下に押し込みテントの形にして、使用します。
Q.5 オリセット®の別の使用方法はありますか?
A. タンザニアのUsa River村では、興味深い実験の様子を実際に見ることが出来ます。オリセット®ネットから作ったカーテン、のれん等を家屋のひさしや入口に設置することにより、オリセット®蚊帳を補完しており、結果は上々のようです。しかし重要なことは、これらは補完用であり、蚊帳の代替えではないということです。東南アジアなど世界中の地域によっては、オリセット®の網がカーテン用として販売されていますが、蚊帳の代替えが使用用途ではありません。
Q.6 マラリア対策機関または非政府組織(NGO)が承認・使用している蚊帳は、オリセット®だけですか?
A. WHOの推薦を受けているLLINは5種類あり、オリセット®はそのうちの1つです。初期のタイプの殺虫剤処理済み蚊帳(Insecticide-treated Net; ITN)もまだ見かけますが、徐々にLLINに置き換わっています。これらの初期のITNは、6ヵ月毎に殺虫剤処理をする必要がありますが、これらの古いタイプのITNでは使用者が高濃度の殺虫剤を取り扱い、希釈する必要があります。この作業については、ヒトと環境に対する安全性が懸念されています。
Q.7 オリセット®のアフリカでの普及促進の方法は?
A. オリセット®の普及促進は国や地域ごとに異なります。例えば、ガーナでは車のステッカーによる普及促進をよく見かけます。セネガルでは、住友化学は有名な「アフリカライブコンサート('Africa Live' Concert、2005年3月)」の主要スポンサーとなりました。住友はまた企業の社会的責任として、蚊帳を最も必要とする人々が無理なく購入できるようにするために営業費用を抑える必要があることを認識しています。Q.8 誰が(例えば、政府やNGOなど)住友化学からこの蚊帳を購入し、流通させているのでしょうか?
A. LLINの市場は、大きく2つのセクターに分けられます。ほとんどのオリセット®ネットは、援助プログラムから主に資金が供給されている公共セクターを介して流通しています。国や状況にも左右されますが、多くの場合、政府からの取り扱い業者の存在が一般的で、住友化学が直接または現地の仲介業者を介して価格を決めることもあります。しかしながら、公共セクターへの供給品のほとんどは、ユニセフ(UNICEF)や赤十字等の大規模援助機関を経て取り扱われています。2番目のセクターは、個人取引または小売市場です。これは、在来の商取引チャンネルを介して取引されています。出来るだけ短時間で出来るだけ多くの人に蚊帳を届ける必要があるため、住友化学は、現在のところ公共セクターに集中しています。 
