スミラブ(SumiLarv):蚊用殺幼虫剤
スミラブは、住友化学があらゆる種類の蚊の幼虫(ボウフラ)コントロール用に開発した画期的な製品です。昆虫の成長を制御する独特の作用様式により、幼虫から成虫への羽化を防止します。
スミラブは、非常に低い濃度で活性があり残効性にも優れた昆虫の成長制御剤ピリプロキシフェンを含有します。昆虫に対して特異的に作用するため、哺乳類、鳥類および魚類に対して高い安全性を持っています。
スミラブは、安全性プロファイルが良好なため、ボウフラコントロール用に飲料水への適用が許可されています。
世界保健機関が、JMPRを介してこの使用方法を許可しています。
スミラブ―重要な特徴
- ボウフラの蚊への羽化を妨げます。
- 昆虫の成長制御剤、ピリプロキシフェンを含みます。
- 昆虫に対してのみ高い効果を示します。
- 極めて低薬量で卓効を示します。
- 長期残効性があり貯留水では、3~6ヵ月間のコントロールが期待できます。
- 環境への影響が少ない - 哺乳類、鳥類および魚類へのリスクは極めて低レベルです。
- WHOにより推奨されています(WHOPESの全段階に合格)- 参考資料:WHO/CDS/WHOPES/2001.2 50~67ページ
- ボウフラコントロールのため飲料水にも適用可能です(WHO/SDE/WSH/03.04/113)。
- あらゆる種類のボウフラをコントロールします。
- 他の殺虫剤に耐性のあるボウフラをコントロールすることができます。
スミラブの実用効力
スミラブを用いて多くの実験室および野外試験が世界中で実施されています。2、3の例を紹介します。ペルー: 貯水タンクにおけるネッタイシマカを5ヵ月以上にわたりコントロールした試験報告があります。
マレーシア: 60 Lの土器製のつぼに発生するネッタイシマカに対して4ヵ月間で100%予防率を達成した試験が報告されています。この試験では日常の貯水つぼの使用をシミュレートするため水を定期的に汲み出し、入れ替えた実験を行いました。野外試験では、水を毎日または週に1回汲みだし、入れ替えたにも関わらず、ヒトスジシマカに対して10週間の100%コントロールを達成しました。
スリランカ: 現地のマラリア媒介蚊であるAnopheles culicifacesおよびAnopheles subpictus(ともにハマダラカ)に対する野外試験で、河川敷の淵へのスミラブの1回処理で蚊の出現を190日間阻止することが示されました。この処理により、蚊の数が顕著に減少し、処理を行った村ではマラリアの発生率が約70%減少しました。
世界保健機関: 世界保健機関はスミラブを用いた実験室および野外試験の内容を審査し、スミラブのWHOPES推薦を認めました。詳細については、以下を参照してください。
WHO/CDS/WHOPES/2001.2 50~67ページ
http://www.who.int/whopes/resources/en/
スミラブ - 製品の詳細
- 製品名: スミラブ(Sumilarv)0.5G
- 性状: 微黄色の顆粒
- 含量: 0.5% w/wピリプロキシフェン
- 適用濃度: 1000 L(1 M3)の水に対して2~10 g (有効成分濃度0.01~0.05 ppm)
- 安定性: 出荷時の容器内で、室温で3年間

