オリセット®技術
従来アフリカで使用されている蚊帳は殺虫剤が浸漬処理されています。しかしながら、洗濯など日常生活で使用することで効果が薄れてしまうため、定期的に処理を行って予防効果を維持する必要があります。さらに殺虫剤のストックや研修を受けたアドバイザーがいる都市から遠く離れた僻地では、ネットの再処理の実施自体が困難です。
住友化学の技術者は、再処理の必要のない新しいネットの開発に成功しました。最初の製造プロセスは、殺虫剤を含浸させたオリセット®コンパウンドから始まります。それを、繊維状に押出してボビン上に巻きつけ、ネットに仕上げていきます。
この網状のネットを所定の大きさに切断し、ミシンで縫って蚊帳をつくります。蚊帳は化学的検査、及び物理的検査を受けた後、陸上輸送や海上輸送、または航空輸送で出荷します。
殺虫剤は繊維内に練り込まれています。そのためオリセット®ネットはすぐに使用することができ、長期間の使用に耐え、その間に何か処理を施す必要が一切ありません。洗濯によって効果が消失することもありません。試験例では使用開始から7年経過後も予防効果を示しています。

