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世界マラリアデー2008ハイライト


topics20080507_1.jpg住友化学は、ナイジェリアに生産施設を新設し、オリセット®ネットの現地生産を西アフリカにまで拡大する計画をロンドンで発表しました。新工場は5,000もの現地雇用を創出するほか、地域における蚊帳の入手が容易にすることで、5年間に渡って400,000人の命をマラリアから救うことが出来ると期待されています。

米倉弘昌住友化学社長は、5月6日のビジネス・コール・トゥ・アクション(Business Call to Action)で発表を行いました。Business Call to Actionは、英国政府と国連開発計画主導のイニシアティブで、ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals:MDG)と2015年を期限としたMDG達成に向けた進捗を促すために、2007年に英国首相が立ち上げたイニシアティブであるMDG Call to Actionに賛同しています。今回は世界レベルの大企業、開発途上国政府をはじめとして各界のリーダーが集まり、開発途上国での優れた経済発展、投資イニシアティブ、またMDG達成への貢献手段における実例を紹介しました。

住友化学の発表は、世界中のマラリアイニシアティブおよび活動団体が記念式典を行った2008年4月25日の第1回世界マラリアデーの後に行われました。

ちょうど世界マラリアデーの日に、全長2500 kmのザンベジ川を2ヵ月かけて下り、アフリカ南部6ヵ国を訪れる予定のロール・バック・マラリア/ザンベジ川探検隊(Zambezi Expedition)が、中間地点のリヴィングストン(ザンビア)に到着しました。住友化学は、「Fight Malaria on the River of Life」の共同スポンサーという栄誉に預かっています。ザンベジ川探検隊は、蚊帳や医薬品を遠隔地へ供給することがいかに困難であるかを示すことにより、国境を越えた協調活動こそが「アフリカ南部の命綱であるザンベジ川をマラリアの脅威と隣り合わせの人々にとっての『River of Life(命の川)』に変えることが出来る」ということを証明しているのです。

topics20080507_2.jpg同日、住友化学は日本大使館と国際交流基金と共同で、セネガルでの文化交流コンサートの資金援助を行っています。著名なセネガル人ドラマーであり、20世紀を代表する著名なアフリカ人ミュージシャンの一人であるドゥードゥー・ンジャイ・ローズ(Doudou N'Diaye Rose)が、アフリカ人や日本人のドラマーと競演して、壮大なサバール(sabar:セネガルの伝統的な太鼓)を演奏しました。

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米国では、RBM(ロール・バック・マラリア)親善大使であるユッスー・ンドゥール(Youssou N'Dour)が、マラリア啓発デー(Malaria Awareness Day)ツアーに参加しました。ツアーではワシントンの世界銀行での1時間のランチタイムコンサートのほか、ホワイトハウスでのブッシュ大統領との面会や米国連邦議会のマラリア対策部会(Congressional Malaria Caucus)への出席、ならびにニューヨークの国連本部では記憶に残るスピーチを行い、レイ・チャンバーズ(Ray Chambers)が主導する実施要請への賛同を表明しました。

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住友化学は、マラリア防圧運動のパートナーとして、大きくないつつある運動を支援し、パン・ギムン国連事務総長が求める「2010年までに女性、子供をはじめとするリスクにある人々すべてにマラリア対策を提供する」という大きな目標の達成に向けた支援の要請に今後もこたえていく所存です。


イメージ
  1. ザンベジ川探検隊員、リヴィングストン(ザンビア)にて。
    写真撮影:Georgina Goodwin
  2. オリセット®ネットを配る、世界マラリアデーのスペシャルゲスト、ベルギーのアストリッド王女、リヴィングストン(ザンビア)にて。
    写真撮影:Georgina Goodwin
  3. 住友化学職員、世界マラリアデーにリヴィングストン(ザンビア)のビクトリア滝にて。
    写真撮影:Georgina Goodwin
  4. 若いマラリア患者と叔母に話しかけるRBM親善大使イヴォンヌ・チャカ・チャカ(Yvonne Chaka Chaka)、リヴィングストン病院(ザンビア)にて。
    写真撮影:Georgina Goodwin
  5. リヴィングストン病院の患者を見舞うベルギーのアストリッド王女とGrace Shafikリヴィングストン市長。
    写真撮影:Georgina Goodwin
  6. 日本人およびセネガル人ドラマーとドゥードゥー・ンジャイ・ローズの競演が呼び物の世界マラリアデーコンサート、ダカール(セネガル)にて。
    写真撮影:John Demps
  7. 米国マラリア啓発デーツアーの一環として、世界銀行で演奏するユッスー・ンドゥール、ワシントンDCにて。
    写真撮影:Dasan Bobo(世界銀行)





2008年2月18日、ブッシュ米国大統領がアフリカ5カ国訪問の間にタンザニアのアルーシャにあるオリセット®ネット新工場を訪問しました。マラリア撲滅活動で主要な役割を担うタンザニア政府、A to Z Textile Mills社と住友化学は大統領から惜しみない賛辞を頂きました。

「人々がマラリアにより苦しみ死んでゆくのは非常に残念なことです。このキャンペーンは子供や女性をマラリアから守り、同時に地域経済の活性化にも貢献しています。結果として、蚊帳を使用する文化が根付き、救援プログラムが終了した後も末長く維持されていくだろう。」と大統領は声明を発表しました。

オリセット®ネット工場訪問では、A to Z Textile Mills社と住友化学の経営陣がブッシュ大統領夫妻を工場に案内しました。大統領夫妻はオリセット®ネットの最先端技術と製造について、実物を見ながら説明を受けました。工場の従業員から熱烈な歓迎を受け、従業員との写真にも快く応じてくれました。工場訪問の前にはメル地区病院を訪れ、患者にオリセット®ネットを手渡しました。
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写真: Enrico Ciceri, A to Z Textile Mills, Ltd.

タンザニア副大統領がアルーシャのオリセット®ネット工場操業開始を宣言。
"アフリカで、アフリカ人による、アフリカ人のための長期残効蚊帳"
閣僚、外交官、国際的な有名人、財界人などの著名人が訪問

2008年2月8日、アルーシャ(タンザニア)― 副大統領のAli Mohammed Shein博士が著名な招待客を前に、アルーシャのオリセット®ネット新工場の操業開始を宣言しました。

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祝賀式ではテープカットが行われ、米倉弘昌住友化学社長とAnuj Shah A to Z Textile Mills社最高経営責任者が、世界各国から招待された著名人を迎えました。
また、Yvonne Chaka Chakaロールバックマラリア親善大使、Julian Fleetロールバックマラリア・ディレクター代理、またPamela White USAID(米国国際開発庁)タンザニア特命ディレクターからのお祝いの言葉があり、非常に印象に残る式となりました。
この新工場では、年間1000万張の長期残効蚊帳を製造することが可能です。

topics20080208_2.jpg長期残効蚊帳(LLIN)は、マラリア撲滅活動の重要なツールです。現在アフリカでは30秒に1人のスピードで子供がマラリアで命を落としています。オリセット®はアフリカ大陸で生産される唯一のWHO(世界保健機関)推奨長期残効蚊帳です。

Shein副大統領は「オリセット®はアフリカにとって重要な公衆衛生製品であり、同時に経済発展をも促す模範的な例となりました。このことは公衆衛生行政において、単なる「援助」という範疇を超え、真の経済的自立への出発点となります。アフリカ全土の他の産業界もこの例を積極的に見習うべきです。」と語りました。

topics20080208_3.jpgアルーシャの蚊帳工場は、住友化学とタンザニアの現地企業であるA to Z Textile Mills社の各50%出資の合併会社です。2003年の技術の無償供与から始まった事業提携から発展して、この合併会社の法人組織であるVector Health International社が設立されました。新工場により、アルーシャでのオリセット®生産能力は年間1000万張となります。また、本事業によって3,200人以上の雇用が創出され、2万人を超える人々の生活を支えています。

「このような重要な日を皆さんと共に祝うことができ、大変嬉しく思っております。私たちの協力関係は、本格的な合併会社にまで成長しました。タンザニア工場は、当社のオリセット®ネット事業の本拠地となります。当社はアフリカでのオリセット®ネット生産を、タンザニアを拠点としてさらに拡大していき、マラリア撲滅活動、またアフリカの経済発展に対する貢献のために積極的に取り組んで行きます。」と、米倉弘昌住友化学社長は発表しました。

オリセット®ネットは、マラリア撲滅活動においてその効果が実証されています。これは世界保健機関殺虫剤評価スキーム(WHOPES)に提出された最初の長期残効蚊帳であり、有効性と持続性を確認する全てのプロセスに合格した、唯一のLLINでもあります。オリセット®ネットは丈夫で、耐久性があり、洗濯することができます。製造工程で繊維の中に殺虫剤を練り込んでいるため、殺虫剤が長期にわたって徐々ににじみ出る仕組みになっています。したがって殺虫剤を塗布しなおす必要がなく、最低でも5年間の有効性が保証されています。タンザニアでのフィールド試験では、使用開始から7年後も有効であることが示されています。

「アフリカは経済をより確固たるものにするために、直接的な外国資本の導入を必要としています。マラリアによる死亡の90%を占めるアフリカが、どうして蚊帳を外から輸入する必要があるのでしょうか?(蚊帳を製造する工場による)雇用は、私たちのコミュニティに変化をもたらしました。目に見える直接的な結果の一つとして、子供達が学校により長く行くことが出来るようになりました。」と、A to Z Textile Mills社最高経営責任者のAnuj Shah氏は語ります。

ロールバックマラリア・パートナーシップ事務局長のAwa Marie Coll-Seck博士のコメントです。「長期残効蚊帳は、マラリア撲滅活動にとって重要な存在です。タンザニアでの現地生産能力の大幅な拡大と、特に女性に対するより多くの雇用が生まれたことを、大変嬉しく思います。4年前、アフリカに導入されたこの技術は驚異的な成果を挙げています。今回の例は、『革新的な提携が、公衆衛生に対して利益を持続して生み出す』ための方法を見せてくれているのです。」

A to Z Textile Mills社について
A to Z Textile Mills社は、1966年に小さな縫製工場としてタンザニアのアルーシャでShah家により設立されました。1978年にポリエステル蚊帳の製造を開始し、現在は蚊帳生産が大部分を占めています。紡績、編み、製織、染色、仕上げ、裁断、縫製の各部門からなる完全な一貫生産工場で生産されています。
A to Z社は革新を好む企業文化を有し、一方では有能な従業員を惹きつけ、つなぎ止める努力をしています。社員に尊厳と敬意を払い、あらゆる業務において「創造」と「革新」を奨励し、社員全員に成長の機会を与え、健全かつ安全で明るい労働環境を提供し、供給業者との間に深く長年にわたる関係を築くために、日々努力しています。

住友化学について
住友化学は、日本の多国籍企業で殺虫剤製造やプラスチック技術を含む複数の化学分野で数十年に及ぶ経験を有しています。革新的な技術と持続可能な開発を通じての環境や社会問題の解決に貢献し、貧困の悪循環は媒介性疾患コントロールによって断ち切ることが出来ると信じています。今日、オリセット®は最も費用対効果の高いマラリア防圧手段であることが明らかになっており、住友化学では、この技術を必要としている人々のもとに確実に届くように、アフリカでの現地製造を目的とした生産能力拡大に取り組んでいます。「命を救う」製品の開発は、「社会のための持続可能な開発」を中核とした住友化学CSR活動の中心となっています。

写真撮影:(上)William Daniels氏、(中)CameraPix氏、(下)CameraPix氏
注:写真、映像およびプレスリリースのコピーは、ご要望によりご提供します。

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